シナリオを公開する前の設定チェックリスト

このページでは、シナリオを公開する前に設定が正しいかを確認できる簡単なチェックリストをご紹介します。見落としがちな設定項目をまとめていますので、以下のような場合にご活用ください。

  • まだシナリオの設定に慣れていない場合
  • 既存の設定をコピーして書き換える場合
  • ほかの人が設定した内容を確認する場合

ポップアップの見た目は「シナリオのプレビュー」で確認できますが、シナリオの開始条件やセグメントの設定が正しいかはプレビューでは確認できません。設定が間違っていると、意図したとおりにシナリオが動作しない可能性があります。

シナリオ公開前のチェックリスト

画面 項目 チェック内容
[行動データ一覧]画面 [受信状況] 開始条件やKPI/KGIに設定している行動データを正しく受信していますか?
[シナリオ編集]画面 [シナリオ開始条件]※ 開始条件に設定されている行動データは正しいですか?
[KPI][KGI] KPIとKGIそれぞれに正しく行動データがセットされていますか?
[セグメント条件]※ 想定どおりの条件でシナリオが開始するようになっていますか?
[フェーズ適用期間] シナリオを開始したい未来の日時が正しく設定されていますか?
[表示率]※ パターンの表示率は意図どおりに設定されていますか?
[終了ステップ] 分岐した最後に終了ステップは設定されていますか?
[ボタンリンク] 各種ボタンのラベルとリンク先は正しいですか?
[ステップ編集]画面 [表示するページURL]※ [シナリオ開始条件]と矛盾せずに設定されていますか?
[プレビューを表示]

文章や画像に間違いはありませんか?

※印が付いている項目は、特に見落としやすく注意したいポイントです

解説

[行動データ一覧]画面

[受信状況]

シナリオが動作するためには、開始条件やKPI/KGIに行動データの設定が必要です。[行動データ一覧]画面で、そのシナリオで利用する行動データが正しく受信できているかを確認します。

「最終受信日時」が古い場合は、当時は正しくデータを受信できていても、サイトの改修などが原因で現在は正しく受信できていない可能性があります。

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[シナリオ編集]画面

[シナリオ開始条件]

ここは最も間違えやすい項目のひとつです。[シナリオ開始条件]に行動データが登録されていることを確認してください。行動データを設定するときは、プルダウンメニューから選択するだけでなく、[閲覧行動データを追加する]をクリックして条件として追加しておく必要があります。

> 詳しくはこちら

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[KPI][KGI]

シナリオの結果は[KPI]と[KGI]に設定した行動データの到達率で検証します。ECサイトでは、多くの場合[KGI]には「購入完了」に相当する行動データを設定します。KPIは中間となる行動ですので、「案内したキャンペーンページを見た」「案内した商品詳細ページを見た」など、そのシナリオで意図した行動が取られているかを検証できるような行動データを設定します。

> 詳しくはこちら

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[セグメント条件]

[セグメント条件]では、シナリオを表示する条件を設定します。ここで設定した条件が間違っていると、シナリオが表示されない場合もあるので念のため確認してください。

基本的なセグメント設定に加えて[詳細な設定]を設定している場合や、既存のシナリオをコピーして編集している場合は特に注意が必要です。

> 基本的なセグメント設定こちら

> 詳細なセグメント設定はこちら

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[フェーズ適用期間]

フェーズは、シナリオの表示期間を設定する項目です。テストフェーズをコピーした場合は、フェーズの開始日が正しく設定されていません。いつから開始するのか、未来の日付を手動で設定する必要があります。

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[表示率]

パターンごとに正しく表示率が割り振られているかを確認します。意図的に特定のパターンの表示率を高くしない限り、表示率は均等に設定するのが基本です。パターンの表示率を100%にしてテストしていた場合、本番で表示率を変更するのを忘れないようにしてください。

> 詳しくはこちら

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終了ステップ(リンクエディター)

パターン内にあるリンクエディターで、それぞれのルートの最後に終了ステップが設定されているかを確認します。特殊なシナリオを除き、通常は分岐したルートの最後にそれぞれ終了ステップが配置されます。別ページに移動したり、ポップアップを閉じたりといったシンプルな行動も終了ステップが必要です。

> 詳しくはこちら

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[ボタンリンク]

ステップにボタンを設定している場合、[ボタンリンク]で、各種ボタンのラベルとリンク先を確認できます。複数のルートに分岐するシナリオを作っている場合は、ボタンの動作に間違いがないかを確認しましょう。[ボタンの配置]エリアでドラッグすることで、ボタンの並びも変更できます。

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[ステップ編集]画面

[表示するページURL]

[表示するページURL]は、そのステップが表示されるページのURLを設定します。URLは正規表現で指定されているので、[このURL条件で、対象ページのURLをテストする]をクリックして問題ないかを確認しておきましょう。

また、[表示するページURL]が[シナリオ開始条件]と矛盾せずに設定されているかも確認しておきましょう。シナリオは[シナリオ開始条件]と[表示するページURL]の両方を満たしたときに開始されます。季節物の過去のシナリオをコピーした場合など、両者の指定も更新できているか確認しましょう。

> 詳しくはこちら

[シナリオ開始条件]の設定 [表示するページURL]の設定 結果
いずれかの商品詳細ページを閲覧 商品Aのページを閲覧 商品Aのページを閲覧したときに表示される
商品Bのページを閲覧 商品Aのページを閲覧 同時に条件を満たさないので表示されない
ページを50%スクロールしたとき 商品Aのページを閲覧 商品Aのページを50%スクロールしたときに表示される

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[プレビューを表示]

パターンのプレビューで、ポップアップの表示イメージを確認できます。文章や画像に間違いがないかを事前に確認しておきましょう。プレビューを行う方法はいくつかありますが、どの方法でも見られるイメージは同じです。

> 詳しくはこちら

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