Sprocket Connectは、Sprocketを核としてあらゆるデータ・サービスを連携します。
Webサイト内だけではなく外部のチャネルとも相互にデータを活用することで、現在ご利用の各種サービスの効果を底上げしてトータルでの成果最大化を実現します。
データコネクトで連携できる情報の例
データコネクトは、Webサイトの会員情報や購入情報とSprocketを連携できます。以下のデータ以外にも、店舗のPOSデータや広告データなど多様なデータと柔軟に連携可能です。
データコネクトの活用例
活用例1:カート内のリアルタイムなデータをインポート
データコネクトは、ユーザーの行動に合わせた最新のデータをリアルタイムに連携できます。例えば、カート内の金額や保有ポイント数で接客メッセージを出し分けることも可能です。
活用例2:広告セグメントにデータをエクスポート
通常のリターゲティング広告は「サイトを訪れたことがあるユーザー」を対象にするのが一般的です。データコネクトではさらに細かくデータ取得・加工でき、ターゲティング精度を向上できます。
活用例3:Webサイトの接客データを外部ツールにエクスポート
Webサイト内での行動データをもとにしたセグメントをCSV形式でエクスポートすることで、実際のユーザー行動にもとづいて高い精度でMAのメールマガジンやSNSのメッセージ配信を実現します。
データコネクトの連携方法
データコネクトの連携方法には大きく分けて「リアルタイム取り込み」と「バッチ取り込み」の2種類があります。
リアルタイム取り込み
リアルタイム取り込みは、Webサイトに専用のタグを埋め込むことで自動的にデータ連携を行う方法です。リアルタイム取り込みで利用するタグには、以下の4種類があります。
- ユーザー属性タグ
- ログイン状態タグ
- 購入データタグ
- カート内データタグ
リアルタイム取り込みのメリット
リアルタイム取り込みは、タグの埋め込みさえできれば導入のハードルが低いことがメリットです。また、当日のデータも利用でき、一度設定すればその後ずっとデータ連携が維持されます。
リアルタイム取り込みの注意点
リアルタイム取り込みは、あらかじめ型が決められているため、扱えるデータの種類やフォーマットを自由に選択したい場合には向きません。また、Webサイト側の事情で所定のタグを埋め込むのが難しい場合は、カスタム対応が必要になります。
ご利用の環境でリアルタイム取り込みが可能かどうかは、担当コンサルタントにお問い合わせください。
バッチ取り込み
バッチ取り込みは、サーバー間で定期的にデータのやりとりを行う仕組みです。CSVファイルに書き出せる情報であれば、あらゆる情報を自由にSprocketと連携できます。バッチ取り込みは1日1回、定時にデータのやりとりを行います。バッチ取り込みを利用するためには、所定の場所にCSVファイルを書き出す仕組みが必要です。
バッチ取り込みのメリット
バッチ取り込み最大のメリットは、連携するデータの内容を柔軟に設定できることです。例えば、CSV形式で書き出せるものであれば、顧客データだけでなく、実店舗や紙のカタログを経由した購買情報のようなオフラインデータといったあらゆるデータをシナリオのセグメントに活用することが可能になります。
ハガキやカタログ、POSデータなどのオフラインデータとオンラインの接客を連携させたい場合にも有用です。
バッチ取り込みの注意点
バッチ取り込みは1日1回データを連携しますので、参照できるのは前日までのデータとなります。また、CSVファイルの形式や書き出し場所など、リアルタイム連携と比べると環境構築の手間がかかります。SprocketがCSVファイルを読みにいけるよう、アクセス権やセキュリティポリシーなどをご確認いただくことも必要です。