シナリオのセグメント条件を設定する

[シナリオ編集]画面の[セグメント条件]では、特定の条件に当てはまるユーザーに絞ってシナリオを表示できます。

コンバージョンを最適化するためには、1人ひとりに最適なタイミングかつ適切な情報を提示することが大切です。そこで重要になるのがセグメント設定です。

Sprocketでは[曜日・日付・時間][ユーザー条件][詳細な設定]という3つのセグメント条件を利用可能です。詳細な設定については「詳細なセグメント条件を設定する」を参照してください。

目次

セグメント条件の項目

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項目の内容

番号 項目 内容
1 曜日・日付・時間 シナリオを開始するタイミングを曜日・日付・時間で設定します。
2 ユーザー条件 訪問回数やリファラーなど、一般的なユーザーセグメントを設定します。
3 詳細な設定 シナリオや行動データ、会員ID連携など、Sprocket特有のデータでセグメントを設定します。詳しくは「詳細なセグメント条件を設定する」を参照してください。

曜日・日付・時間

シナリオを表示するタイミングを、特定の曜日・日付・時間で制御できます。例えば、平日のみシナリオを表示したり、コールセンターに誘導しているシナリオで、コールセンターが受付をしている平日10~18時のみシナリオを開始したりといった設定も可能です。

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終了時間よりも少し早めに設定するのがおすすめ

[曜日・日付・時間]はシナリオの開始タイミングを制御する機能です。すでにシナリオが開始済みの場合は、設定した時間を過ぎてもポップアップが表示されます。

受付終了時間など締め切りがある場合は、終了時間よりも30分~1時間手前を設定することをおすすめします。終了時間ギリギリに設定すると、終了時間を過ぎてからポップアップが表示される可能性があるからです。

タイムゾーンはJST(日本標準時)

標準のタイムゾーンはJST(日本標準時)です。異なるタイムゾーンを設定したい場合は、担当コンサルタントまでご相談ください。

曜日を指定する

[曜日を指定する]では、シナリオを開始する曜日をチェックボックスで選択できます。さらに[時間を設定する]をオンにすれば、時間も指定可能です。

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日付を指定する

[日付を指定する]では、シナリオを開始する日付を指定できます。毎月1日のみ、10の倍数の日のみなど柔軟に設定できます。[時間を設定する]をオンにすれば、時間も指定可能です。

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時間を指定する

[時間を指定する]では、シナリオを開始する時間を指定できます。[条件の追加]をクリックすれば、午前と午後など複数の時間帯を指定することも可能です。

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ユーザー条件

新規ユーザーやリピーター、メルマガからの来訪など、一般的によく利用されるユーザーセグメントを指定できます。複数の条件を指定するとAND条件となり、すべての条件を満たしたユーザーのみがシナリオの表示対象になります。

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来訪回数

[来訪回数]では、ユーザーがWebサイトに来訪した回数を指定できます。[来訪回数を指定(累計)]を選択すると、直接数字を入力して「3回目の来訪」や「5回以上の来訪」といった条件も指定できます。

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来訪からの経過時間

[来訪からの経過時間]は、前回の来訪からどのくらい経過したかの日数を指定できます。[初回来訪から30日以上経過]というセグメントも設定可能です。

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リファラー

[リファラー]は、セッション開始時のリファラー情報を参照してセグメントできます。なお、外部サイトからユーザーが訪問した場合に取得できるのは、原則ドメインまでです。ドメイン以降のパスは取得できませんので、ご注意ください。

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リファラーの項目と仕様

項目 仕様
SNS経由の流入(Facebook・Twitter・Instagram) リファラーに「facebook.com」「instagram.com」「twitter.com」のいずれかが含まれる
Facebook経由の流入 リファラーに「facebook.com」が含まれる
Twitter経由の流入 リファラーに「twitter.com」が含まれる
Instagram経由の流入 リファラーに「instagram.com」が含まれる
オーガニック検索経由の流入 リファラーに「google」もしくは「yahoo」の文字列が含まれ、かつ、セッションが開始したURLにURLパラメータがない
特定URLからの流入 リファラーに指定したURLが含まれる
ノーリファラー(direct/none) リファラー条件がない

[特定URLからの流入]を選択した場合

[特定URLからの流入]を選択すると、URLを入力するボックスが表示されます。URL条件を[部分一致][完全一致][正規表現]のいずれかから選び、URLを入力してください。正規表現について詳しくは「正規表現について」を参照してください。

パラメータ

[パラメータ]では、セッション開始時のURLパラメータを参照してユーザーをセグメントできます。パラメータとはURLの末尾に付加される「?」や「#」に続く文字列のことです。広告やメルマガからのリンクに任意のパラメータを付けることで、そのパラメータを条件にユーザーを絞り込めます。正規表現については「正規表現について」を参照してください。

パラメータの例

https://example.com/?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_campaign=spring_001

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ユーザーの言語設定

[ユーザーの言語設定]では、ユーザーのブラウザー使用言語(第一優先言語)を参照してユーザーをセグメントできます。[正規表現を指定する]を選んだ場合は、入力ボックスに条件を正規表現で入力します。正規表現については「正規表現について」を参照してください。

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[正規表現]を選択した場合

ユーザーのブラウザー使用言語(第一優先言語)の文字列にマッチさせたい正規表現を記述します。
第一優先言語は、「ja-JP」「en-US」のようにロケールが入る場合と「ja」「en」のように言語コードのみの場合があるため、より広くマッチさせたい場合は言語コードのみを使って記述します。
言語コードは、ISO 639-1 を参照してください。

例:「日本語以外」にマッチさせたい場合の正規表現の記述例
^(?!ja)

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