ヒートマップ(β版)でWebサイトを分析する

ヒートマップとは、数値の大小を色や色の濃淡で表現するグラフのことです。ヒートマップを利用すると、あるセグメントのユーザーと別のセグメントのユーザーでどのように行動が違うかを視覚的に確認できます。ここでは、Sprocketで利用できるヒートマップ機能について解説します。

目次

利用できるヒートマップの種類

Sprocketでは、Webページのどこがよく閲覧されているかを分析する「アテンションヒートマップ」と、ページのどこまで見られているかの「スクロールヒートマップ」を利用できます。

アテンションヒートマップ

ユーザーがページのどの部分を長時間閲覧しているかを可視化します。平均滞在時間が長い場所ほど濃い赤色で表現され、平均滞在時間60秒以上で最も濃い赤色となります。

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スクロールヒートマップ

ユーザーがページのどこまでスクロールして閲覧したか、どこでどの程度離脱しているかを可視化します。赤色部分は、ページの横幅を100%としたときのユーザーの残存率を表しています。離脱防止のシナリオを企画するときなどに有効です。

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ヒートマップの詳細な仕様

ヒートマップの計測仕様

  • ヒートマップは、入力したプロトコルを無視して「http」と「https」どちらも計測します。
  • URLが変わらず画面が遷移するフォームページなどは、同一ページとして見なすため正確なヒートマップ分析ができない場合があります。
  • QueryString指定がある場合は、key-value個別に順不同で一致判定を行います。
    • 指定されていないkeyについては関知せず、指定されていないkeyが含まれていても計測対象となります。
    • Hashについては考慮せず、指定されていても計測時には無視します。
    • 例1)「foo?hoge=fuga」という指定の場合は「foo?fizz=buzz&hoge=fuga」も計測対象となります。
    • 例2)「foo?fizz=buzz&hoge=fuga」という指定の場合は「foo?fizz=buzz&hoge=fuga」と「foo?hoge=fuga&fizz=buzz」どちらも計測対象になります。 

キャプチャ画像の取得仕様

  • ヒートマップ画像生成の元データとなるキャプチャ画像はそれぞれ以下のブラウザ幅でデータ取得します。
    • PC:1,200px
    • SP:414px
  • 認証が必要なページではキャプチャ画像を正常に取得・表示できない場合があります。
  • 本機能では、クラウド環境からキャプチャ画像を取得しています。対象サイトがクラウド環境からのアクセスを制限している場合、キャプチャ画像の取得に失敗する場合があります。
  • 対象サイトがアクセス元のIPアドレスで国識別を行っている場合、キャプチャ画像が海外向けのページで取得される場合があります。 

ヒートマップ画像の生成仕様

  • ヒートマップの元データとして、ページの縦サイズを100分割したうえで、どの表示領域に何秒滞在したかというデータを取得します。
  • アテンションヒートマップ、スクロールヒートマップは分析上の分類で、元データは共通です。絶対値としてのピクセル数は保持しません。
    • 例)縦サイズが 1,000px のページで以下2名のユーザーがスクロールせずに 10秒滞在したと仮定
      • ユーザーA:windowのviewportが1,000px
        • 元データは「0-100% の領域が10秒」として生成される。
      • ユーザーB:windowのviewportが500px
        • 元データは「0-50%の領域が10秒、50-100%の領域が0秒」として生成される。

制約事項

  • URLと計測期間は1対1で対応しており、この組み合わせを「カード」と呼びます。カードはアテンションヒートマップ、スクロールヒートマップそれぞれ最大20個まで登録できます。
  • カードで指定したURLと計測期間は後から変更できません。変更したい場合は、削除してから新しいカードを作成してください。
  • URLを正規表現で指定することはできません。
  • 1ページの計測時間の上限は10分間です。
  • ヒートマップ分析は元データとして行動データを定期送信しています、ただし、ページ滞在時間が10分を超えると、行動データが送信されなくなります。
  • 設定可能な計測期間は最大30日間です。初期値は、ヒートマップを登録した日の翌日0:00から7日後の23:59までです。

ヒートマップ画面の表示方法

メインメニューの[サイト分析]にある[ヒートマップ]をクリックし、[アテンション(β版)]か[スクロール(β版)]のどちらかをクリックします。

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ヒートマップの設定

ヒートマップを設定するには、計測URLや計測期間を設定します。[アテンションヒートマップ分析(β版)]画面か[スクロールヒートマップ分析(β版)]画面のどちらかを表示し、画面右下の[新規ヒートマップ設定]をクリックします。

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ヒートマップの設定画面が表示されるので、[ヒートマップ名]にわかりやすい名前を入力します。[計測URL]には、ヒートマップ分析を行いたいページのURLを入力しましょう。

[デバイス]は、パソコンとスマートフォンどちらのヒートマップを作成するかを選択します。[計測期間]は、ヒートマップ分析を行う開始日時と終了日時を入力します。標準では翌日0時から7日後の23時59分までが選択されていますが、最大30日間まで設定可能です。

設定が終わったら[設定]をクリックします。

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ヒートマップの設定画面が閉じ、ヒートマップが「計測・集計中」と表示されます。計測期間の終了日になる前も、翌日9時以降であれば途中結果を確認できます。

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集計オプションを指定する

設定画面の[集計オプションを指定する]をオンにすると、シナリオやコンバージョンの有無で2つのヒートマップを作成できます。ヒートマップは単体で見るのではなく、ある条件を満たしたユーザーと満たしていないユーザーの傾向を比較して見るのが有効です。

[シナリオの表示影響]は、指定のシナリオの対象になったユーザーとそうでないユーザーで分けてヒートマップを作成します。これにより、そのシナリオがユーザーの閲覧行動にどのような影響を与えたかを分析できます。

[コンバージョン(行動データ)の達成有無]は、行動データに登録してある指定のコンバージョン行動があるかないかでヒートマップを分けて作成します。例えば、購入に至ったユーザーとそうでないユーザーで、閲覧行動にどのような違いがあるかという視点で分析できます。

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キャプチャ画像を指定する

指定したページのキャプチャ画像が正常に取得できない場合は、ページのキャプチャ画像を手動でアップロードします。Sprocketではクラウド環境からページのキャプチャ画像を取得しているので、認証が必要なページやクラウド環境からのアクセスを制限している場合はキャプチャ画像の取得に失敗したり、IPアドレスで国を判別しているページは海外向けのページがキャプチャされたりすることがあります。このような場合は、手動でキャプチャ画像をアップロードしてください。

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