[コンバージョン影響度]では、あるコンバージョンに対してどのページが影響しているかを分析できます。シナリオを実施する順番や優先度を考えるのに役立ちます。
目次
コンバージョン影響度とは
コンバージョン影響度とは、Webサイト内のどのページがどの程度コンバージョンに貢献しているのかの度合いです。購入完了ページや申し込み完了ページなど、重要なコンバージョンとなるURLを登録することで、関連するページのコンバージョン影響度を計測できるようになります。
なお、コンバージョン影響度を分析できるのはSprocketタグを設置したページのみです。Webサイト全体でコンバージョン最適化を図りたい場合は、Webサイト内の一部ではなく、なるべく広い範囲にSprocketタグを設置することをおすすめします。
コンバージョン影響度の計測ロジック
コンバージョン影響度は、コンバージョン後に訪問したページは集計対象になりません。例えば「ページA→コンバージョンページ→ページB」と遷移した場合、ページBはコンバージョンにつながったページにカウントされません。また、集計期間は最大30日間です。そのため、半年前にページAを訪問してからコンバージョンしても、ページAはコンバージョンにつながったページとしてカウントされません。
[コンバージョン影響度]画面の表示方法
メインメニューの[サイト分析]をクリックして、その中にある[コンバージョン影響度]をクリックします。
[コンバージョン影響度]画面の項目
項目の内容
番号 | 項目 | 内容 |
---|---|---|
1 | コンバージョンURLの登録・変更予約をする | コンバージョンと見なすURLを登録します。 |
2 | 現在指定されているコンバージョンURL | 登録されているURLが表示されます。 |
項目の内容
番号 | 項目 | 内容 |
---|---|---|
1 | コンバージョンURLの選択 | 影響度を分析したいコンバージョンを選択します。 |
2 | 条件を指定して絞り込み | URLの一部を入力したり、PCとSPを切り換えたりしてデータを絞り込めます。 |
3 | コンバージョンに関連するページURL |
影響度が高いと判定されたページのURLです。URL パラメータは切り捨てて集計されます。 |
4 | UU数 |
対象期間内にSprocketで計測されたユニークユーザー数です。 |
5 | CV数 | 対象期間内にそのページを経由してコンバージョンしたユニークユーザー数です。 |
6 | CV率 | 対象期間内に上記の「UU数」を分母、「CV数」を分子として算出した割合です。 |
7 | 必要なUU数 | シナリオを実施したとき、A/Bテストが統計的に有意になるのに必要なユニークユーザー数のシミュレーションです。 |
8 | 必要な日数 | シナリオを実施したとき、A/Bテストが統計的に有意になるのに必要な日数のシミュレーションです。 |
[必要なUU数]と[必要な日数]の計算ロジック
[必要なUU数]と[必要な日数]は、以下の仮定にもとづいて、A/Bテストが有意水準:80%で統計的に有意になるために必要な数値を表示しています。基本的にはサンプル数が多いほど有意差が出るまでの期間が短くなります。
- そのURLを開始ページとするシナリオを導入した
- 非表示:表示=50%:50%でA/Bテストを実施した
- 改善率:110%
コンバージョンURLの登録・変更予約をする
初期状態ではコンバージョンURLは登録されていません。コンバージョン影響度を分析するためには、コンバージョンと見なすURLを登録する必要があります。[コンバージョンURLの登録・変更予約をする]をオンにするとURLの入力欄が表示されるので、コンバージョンと見なしたいページのURLを入力して[この内容で指定する]をクリックします。コンバージョンURLは、最大5つまで登録可能です。
ページURLの指定方法
指定方法 | 内容 |
---|---|
ページ指定(パラメータ含む) | ステップを表示するページのURLを入力します。 |
ディレクトリ指定(配下ページ・パラメータ含む) | ディレクトリを指定して、その配下にあるすべてのページを対象にします。 |
その他カスタム指定(正規表現を手動で入力) | 正規表現を使ってURLを指定します。 |
集計タイミングは毎日16時
コンバージョン影響度の集計は、毎日16時(日本時間)にバッチが開始されます。コンバージョンURLを登録、または修正した後は、結果が表示されるまで最大で1日かかります。データが更新されるまでは集計済みの結果が表示されるので、URLを登録・修正した場合は翌日まで待ってからご確認ください。
コンバージョンURLの選択
登録済みのURLから、コンバージョン影響を分析したいURLを選択します。
条件を指定して絞り込み
[条件を指定して絞り込み]をクリックすると、ページのURLやデバイスでデータを絞り込めます。例えば特定のディレクトリ以下にあるページのコンバージョン影響度を見たい場合は、URLの一部を入力します。[デバイス]では、パソコンのみまたはスマートフォンのみのコンバージョン影響度を確認することも可能です。