自分のために購入するのか、ギフトとして購入するのかでユーザーの心理は異なります。ここでは、サイト内検索で入力したキーワードをヒントにユーザー心理を読み取って案内した事例をご紹介します。
サイト内検索のキーワードでニーズを読み取る
とある雑貨のECサイトでは、自分のためではなくギフトとして購入する一定の需要がありました。また商品点数も多いので、サイト内検索もよく使われています。
しかしサイト内検索を利用するとすぐに検索結果ページに移動してしまうため、必要な情報を十分に伝えきれていない可能性がありました。
そこで、何のキーワードで検索したかを読み取ってギフトなのかどうかを判別し、ラッピングの種類や予算・目的別の選び方など、ギフトを贈りたいと考えているユーザーに役立ちそうな案内を行う施策を実施しました。
ギフトに役立つ情報で購入完了率が123%にアップ
このECサイトでは、検索結果ページのURLに入力したキーワードの情報が含まれています。「ギフト」やギフトに選ばれることが多い商品のキーワードで検索した場合に「プレゼントをお探しですか?」というポップアップを表示するように設定しました。
- シナリオの目的:購入促進
- 表示ページ:サイト内検索結果ページ
- 表示のタイミング:ページ表示後0秒
- セグメント条件:指定のキーワードで1回以上検索した
検索結果画面に上記のようなポップアップを表示した結果、ポップアップを表示しなかった場合と比較して購入完了率が123%にアップしました。ギフトは季節要因が強く、ギフト需要が高まるシーズンは成果も上がりやすいことがわかりました。
手を入れづらいページでも声かけ可能
ユーザーの心理を読み解くための手がかりにはさまざまなものがあります。商品ページと比べると、サイト内検索結果ページはシステムと関係してくるため、あまり手を入れられていないというサイトも多いでしょう。そのような場合も、Sprocketであれば細やかなセグメントを設定して自由な声かけを行うことが可能です。
サイト内検索のキーワードがURLに含まれない場合でも、同様の施策を行うことは可能ですので、ご興味がありましたら担当コンサルタントにお問い合わせください。