パターンは必ず複数のステップから構成され、[開始ステップ](1つ)で始まり、[終了ステップ] (1つないしは複数)で終わる必要があります。
そのため、ポップアップを一つだけ表示する「バナー型」シナリオも、複数のステップをつないで連続的にポップアップを表示させる「ツアー型」シナリオも、リンクエディターを使ってステップ間をつなぐ設定が必要です。
この記事では、リンクエディターを使ってステップをつなげる手順を説明します。
パターン、ステップを含むシナリオの構成要素の詳細は、以下の記事をご参照ください。
シナリオの構成要素について
目次
リンクエディターについて
シナリオの終了判定(終了ステップ)について
バナー型シナリオを作る
ツアー型シナリオを作る
リンクエディターについて
[シナリオ編集] の以下の領域をリンクエディターと呼びます。
シナリオの終了判定(終了ステップ)について
Sprocket では、[終了ステップ] という概念を使って、シナリオの終了判定を厳密に行っています。[終了ステップ] を使うことで、以下のようなメリットがあります。
- [終了ステップ] がない場合に比べて、シナリオの成果をより正確に分析できる。
- シナリオの同時起動が発生しないように、厳密に制御できる。
そのため、ポップアップを1つだけ表示する「バナー型」シナリオでも、リンクエディターを使って、[終了ステップ] を含む複数のステップをつなげてパターンを作る必要があります。
[終了ステップ] についての詳細は、以下の記事をご参照ください。
バナー型シナリオを作る
バナー型シナリオの特徴
「バナー型」シナリオは、ポップアップを1つだけ表示するシナリオです。「バナー型」シナリオには、以下のような利点があります。
- 企画、実装の時間が短くて済むため、すぐに施策を始められる
- 最初バナー型でシナリオを実施してユーザーの興味を把握したうえで、ツアー型(複数ステップシナリオ)に拡張するといった、段階を踏んだ検証が可能になる
バナー型シナリオの流れを設定する手順
ここでは、[リンクエディター] を使ってステップ間をつなげる手順を説明します。終了ステップを含めて全てのステップは作成済みという前提です。
- [リンクエディター] で、ポップアップ表示用のステップから終了ステップに矢印をつなぎます。
ステップを表すボックスには左右に接続用の丸いポイントがあります(左側がグレーの点線、右側がオレンジの点線)。
ステップAからBへリンクさせたい場合は、以下の手順で2つのステップをつないでください。・ステップAの右ポイントをクリック。
・そのままドラッグ(矢印線が表示されます)。
・ステップBの左ポイントへ重ねた後にカーソルを離すと、矢印線で接続されます。 -
ボタンのラベルとリンクを設定します。
ステップ間をつなげると、矢印線の上に「Label Name」というテキストが表示されます 。
このテキストをクリックすると、[ボタンのラベルとリンクを設定する] というモーダル画面が表示されます。 - ボタンラベルと遷移先URLを入力します。リンク先をブラウザの別タブで開く場合は [このURLを別タブで開く] をチェックします。
- [設定] をクリックします。
※ この時点では、入力内容がまだ保存されていません。 - [保存] をクリックすると、設定が保存されます。
ツアー型シナリオを作る
ツアー型シナリオ(複数ステップシナリオ)の特徴
「ツアー型」シナリオは、ポップアップを複数表示するシナリオです。ポップアップ内のボタンをクリックすると、次ステップのポップアップが表示されます。「ツアー型」シナリオには、以下のような利点があります。
- 多くの情報を小分けにして、少しずつ提示できる。
- ユーザーがクリックしたボタンに応じて、次ステップの内容を変えられる。
- ステップごとに異なるページの URL を設定することで、サイト内のさまざまなページを特定の順序で誘導しながら説明できる。
ツアー型シナリオの流れを設定する手順
リンクの設定方法は、バナー型シナリオの流れを設定する手順と同じです。