セグメント条件を使用することで、特定の条件に当てはまるユーザーに絞ってシナリオを表示することができます。
サイトに来訪するユーザーは、サイトやサービスについての理解度、サイトの利用目的が様々です。
コンバージョンを最適化するためには、一人ひとりのユーザーデータを使って、適切なタイミングで適切な情報を提示する必要があります。その際に重要となるのが、特定の条件に合致するユーザーをグルーピングするセグメント条件です。
Sprocket で使えるセグメント条件は大きく以下の3つに分類されます。
この記事では、Sprocket の管理画面で設定できるセグメント機能の概要について説明します。
目次
曜日・日付・時間
ユーザー条件(一般的なセグメント条件)
詳細な設定(Sprocket 固有のセグメント条件)
曜日・日付・時間
シナリオが開始するタイミングを、特定の曜日、日付、時間に制限することができます。
使用例
- 週末セールに合わせて、土・日のみシナリオを表示する
- コールセンターが受付をしている、平日 10:00〜18:00 のみ電話番号を案内するシナリオを表示する
設定方法については、以下の記事を参照ください。
ユーザー条件(一般的なセグメント条件)
ユーザーの環境や、ユーザーの行動によってシナリオの対象者を絞り込むことができます。
指定できる条件と使用例は以下のとおりです。
来訪回数
Sprocket の新規セッションを来訪回数として、ユーザーを絞り込むことができます。
※ Sprocket では、30分以上行動データが送信されない場合にセッションが切り替わります。
使用例
- サイトを2回以上訪れた履歴があるユーザーにのみシナリオを表示
来訪からの経過時間
セッション開始日時の差分から、ユーザーを絞り込むことができます。
※ Sprocket では、タグが入ったページにアクセスしたタイミングでセッションが始まります。
※ 時刻も含めて厳密に計算されます。
使用例
- 前回来訪から7日(604,800秒 = 7日 ✕ 24時間 ✕ 60分 ✕ 60秒)以上経過したユーザーにのみシナリオを表示
リファラー
サイトへの流入経路からユーザーを絞り込むことができます。
※ セッション開始時のリファラー情報を参照しています。
使用例
- 特定 URL から流入したユーザーにのみシナリオを表示
- Facebook 経由で流入したユーザーにのみシナリオを表示
パラメータ
セッション開始ページの URL に付与されている URL パラメータでユーザーを絞り込むことができます。
使用例
- 広告経由で流入したユーザーに付与される URL パラメータがあるときのみシナリオを表示
ユーザーの言語設定
ブラウザの設定言語でユーザーを絞り込むことができます。
使用例
- ブラウザーの言語設定が en のユーザーにのみシナリオを表示
設定方法については、以下の記事を参照ください。
詳細な設定(Sprocket 固有のセグメント条件)
Sprocket に特有のセグメントを条件を使う場合、[詳細な設定] を使用します。
指定できる条件と使用例は以下のとおりです。
行動データ
特定の行動データの受信回数や、受信からの経過時間でユーザーを絞り込むことができます。
使用例
- トップページ閲覧の行動データを3回以上受信しているユーザーにのみシナリオを表示
- お気に入り登録の行動データを受信していないユーザーにのみシナリオを表示
シナリオ
特定シナリオの以下データの発生回数や、発生後の経過時間でユーザーを絞り込むことができます。
- シナリオの開始
- 閉じるボタンクリック
- シナリオの完了
※ 非表示に該当したユーザーもシナリオの開始が計測されます
使用例
- scenario1 の開始履歴があるユーザーにのみ scenario2 を表示
- scenario1 の閉じるボタンをクリックしたユーザーにのみ scenario2 を表示
データ連携
データ連携(リアルタイム取り込み)の連携項目でユーザーを絞り込むことができます。
使用例
- 誕生月のユーザーにのみシナリオを表示
- 累計購入回数が3回以上のユーザーにのみシナリオを表示
設定方法については、以下の記事を参照ください。