1-2. シナリオを作成しよう

(所要時間:10分)

1-1. シナリオを作成する流れを知ろう」で全体の流れを確認できたら、いよいよシナリオを作成していきましょう。Sprocketでは「誰に、どのようなポップアップを、どのように出し分けるか」という一連の設定をシナリオと呼びます。

目次

1. [シナリオ一覧]画面を表示する

管理画面のメニューから[接客シナリオ]をクリックして、[シナリオ一覧]画面を表示します。

[シナリオ一覧]画面では、これまでに作成した接客シナリオが一覧で表示されます。

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メインメニューの[シナリオ管理]→[接客シナリオ]をクリックする

2. シナリオ名とプレビュー確認用URLを入力する

画面の右下にある[新規シナリオ作成]をクリックすると、[シナリオ名]と[シナリオのプレビュー確認用URL]を入力する画面が表示されます。

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[新規シナリオ作成]をクリックする

[シナリオ名]には、シナリオの内容を表す名前を設定します。後からでも変更できるので、自由に設定して構いません。

[シナリオのプレビュー確認用URL]は、設定したポップアップを確認(プレビュー)するときに使うWebページのURLを入力します。ポップアップを表示したいページが複数ある場合は、代表的なページのURLを入力してください。

両方を入力したら、[作成]をクリックします。

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[シナリオ名]と[プレビュー確認用URL]を入力して[作成]をクリックする

どんなシナリオ名を付けたらいいの?

シナリオ名にルールはありませんが、「何を目的にしたシナリオか」がわかる名前を付けるのがおすすめです。例えば「商品理解の促進」「不安払拭」「カート離脱防止」など、第三者が見ても内容がわかる名前にしておきましょう。「夏シナリオ1」のような名前だと、シナリオ数が増えてきたらどれが何のシナリオかがわからなくなってしまいます。

Sprocketのコンサルタントは、複数のシナリオを作成することを前提に「企画01_ファッションカテゴリーページ_インテリアキャンペーン告知_未購入ユーザー_PC」のように「企画番号、開始ページ、目的、対象ユーザーセグメント、デバイス」を順に並べて、後からでも区別できる名前を付けています。

プレビュー確認用URLはシナリオの動作には影響しない

プレビュー確認用URLは、あくまでプレビューを確認するときに下敷きにするページの設定で、シナリオの実際の動作には影響しません。通常は、ポップアップを表示したいWebページのURLを入力してください。プレビュー確認用URLは、後から変更が可能です。

3. ステップ(ポップアップ)名と表示するページURLを入力する

新規シナリオが作成され、[ステップ編集]画面が表示されます。Sprocketでは1つひとつのポップアップを「ステップ」と呼びます。複数のステップを作成すれば、複雑なツアー型のシナリオを作成することが可能です。

[ステップID]には、ステップごとに固有のIDが振られます。問題がなければそのままでも構いません。[このステップの説明]には、自分向けのメモを記入できます。

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[ステップID]と[このステップの説明]を入力する

[表示するページURL]には、シナリオを実行したいWebページのURLを入力します。ここでは、[指定方法]に[ページ指定(パラメータ含む)]を選択して、[URL]にポップアップを表示したいURLを入力します。

[この内容で指定する]をクリックすると、URLの末尾に自動的に正規表現が付与されて[指定されるURL]に追加されます。これは、「Webページにどのようなパラメータが付いても表示するURLに含める」という意味の正規表現です。

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[表示するページURL]でURLを指定して[この内容で指定する]をクリックする

なお、正規表現を利用すれば、条件に合致する複数のURLを1つの条件で指定することも可能です。正規表現について詳しくは「正規表現について」を参照してください。

「http:」や「https:」は付けなくていい

ページのURLに「http:」や「https:」は不要です。付けても構いませんが、例えば「http://example.com/」と設定すると、SSL通信を使った「https://example.com」のURLで閲覧した場合は条件から外れてしまいます。特別な意図がなければ、省略して入力するのがおすすめです。

[ページ指定]で自動的に付与される正規表現

ステップの表示URLや行動データの条件で[ページ指定]を選択すると、自動的に正規表現が生成され、末尾に付与されます。これは「URLに『?』や『#』から始まるパラメータやアンカーが付いた場合でも、条件に一致すると見なす」という意味の正規表現です。末尾の文字によって、付与される正規表現は異なります。

  • URLの最後が「/」の場合、以下の正規表現を付与(「/」の後ろが「index」または「default」で始まっている場合、「/」の後ろは削除されます)
    (index\..*|default\..*)?(\?.*)?(#.*)?$
  • URLの最後がそれ以外の場合、以下の正規表現を付与
    (\?.*)?(#.*)?$

なお、[ディレクトリ指定]の場合は部分一致で判定されますので、正規表現がなくてもすべてのパラメータやアンカーが対象となります。

4. URLを正しく設定できたか確認する

ポップアップを表示するURLを設定できたら、指定が正しいかを確認してみましょう。[このURL条件で、対象ページのURLをテストする]をクリックします。

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[このURL条件で、対象ページのURLをテストする]をクリックする

するとテスト用の画面が表示されますので、[テストするURL]に実際にポップアップを表示したいURLを入力します。下部に「対象になる」と表示されていればOKです。もし「対象にならない」と表示された場合は、スペルミスや余計な文字が含まれていないかを確認しましょう。

正規表現を使ってURLを指定する場合は、[テストするURL]内で改行して複数の行を入力することで、複数のURLを一括で確認することができます。

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URLを確認したら[閉じる]をクリックする

これでシナリオの基本的な設定は完了です。続いては、ポップアップで具体的にどのようなメッセージを出すのかを設定していきます。

続けて操作しますので、画面を閉じずにそのまま次の記事に進んでください。

 

【次の記事】
1-3. ステップ(ポップアップ)を作成しよう

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