「2-2. 行動データを設定しよう」では、開始条件とKPI/KGIに使う行動データを作成しました。ここでは、準備した行動データを実際にシナリオの開始条件に選択します。
目次
1. シナリオの基本設定を確認する
シナリオの一覧画面から作成中のシナリオを選択し、シナリオの編集画面を表示します。念のため、シナリオ名とプレビュー確認用URLが合っているか確認しましょう。
特に複数のシナリオを同時に編集している場合、うっかり別のシナリオの編集画面を表示していないか注意が必要です。
[シナリオ名]を確認する
シナリオの追加情報を記入しておくと安心
シナリオの追加情報を設定しておけば、自分だけでなくほかの人が見たときも「何のシナリオか」がひと目でわかります。日をまたぐと施策の細かな内容を忘れてしまうこともありますので、備忘録も兼ねて追加情報を入力しておくと安心です。
2. シナリオの開始条件にしたい行動データを選択する
[シナリオ開始条件]で、「2-2. 行動データを設定しよう」で作成した行動データを選択します。ここでは「トップページを閲覧した人にキャンペーンの案内を表示する」シナリオを作るので、[トップページ閲覧]の行動データを選択します。
[シナリオ開始条件]に設定したい行動データを選択する
[シナリオ開始条件]に目的の行動データが選択されたことを確認します。これで「トップページ閲覧」という行動があったときに、このシナリオが開始されるようになります。
[シナリオ開始条件]に行動データを設定できた
3. シナリオのKPI/KGIにしたい行動データを選択する
同様に、KPIとKGIの行動データも選択しましょう。ここではKPIに「資料請求フォームページ閲覧」を、KGIに「資料請求完了ページ閲覧」を選択しています。ここで選択した行動データが、後から分析するときの指標になります。
この場合は、「資料請求フォームページを表示した人がどれくらいか」と「資料請求まで完了した人がどれくらいか」という2つの数値を、ポップアップが表示された場合と表示されなかった場合で比較することで、ポップアップがユーザーの助けになっているかどうかを分析するわけです。
[KPI]と[KGI]にも行動データを設定する
4. シナリオの表示頻度・セグメントを設定する
続いて[シナリオ表示頻度]を設定します。表示頻度は、同じユーザーに対してどのくらいの頻度でシナリオを実行するかの設定です。毎回しつこく同じ案内を表示するとユーザーから嫌がられてしまうと感じるときは、表示頻度を調節しましょう。
[シナリオ表示頻度]でシナリオを表示する頻度を設定する
必要があれば[セグメント条件]も設定します。ここでは広いユーザーに情報を届けるため特に設定しませんが、「初めての来訪者のみ」「リピーターのみ」「SNS経由の来訪者のみ」といった具合に、シナリオを実行する対象のユーザーを絞り込むことが可能です。
例えば「メールマガジンをご覧のお客さま限定の特別セール」のような場合は、[パラメータ]にメールマガジンで設定したトラッキングパラメータを入力すれば、メールマガジンのリンクをクリックしたユーザーのみに限定できるわけです。
ここではセグメント条件は指定しない
これでシナリオの開始条件とKPI/KGIの設定は完了です。
次は、最後の設定となるシナリオの「フェーズ」を設定します。
セグメントはどんなときに使うの?
例えば「メールマガジンをご覧のお客さま限定の特別セール」を実施するときは[パラメータ]にメールマガジンで設定したトラッキングパラメータを入力すれば、メールマガジンのリンクをクリックしたユーザーのみに限定できます。また、初めて来たユーザー向けに会員登録を促すシナリオを実施したいときは「初めての来訪」をセグメントの条件に設定すると効果的です。
【次の記事】
2-4. シナリオのフェーズで期間を設定しよう