ここまでの手順で、シナリオの設定はひととおり完了しました。最後に、「シナリオをどの期間実行するか」を表す「フェーズ」を設定しましょう。フェーズはシナリオを実行する期間だけでなく、分析を行う対象期間でもあります。
目次
1. シナリオのフェーズ名を入力する
シナリオの設定画面にある「phase1」欄に、わかりやすい名前を入力します。何度もくり返す予定があるシナリオなら、年度や月などの数字を含めた名前にするのがおすすめです。
2. シナリオを開始する日時を指定する
[フェーズ適用期間]に開始の日付を半角英数字で入力します。日付は半角の「-(ハイフン)」、時刻は半角の「:(コロン)」で区切って入力します。なお、シナリオを開始する期間に過去の日時を選択することはできません。
日付はカレンダーからも選択できる
日付の右にあるカレンダーのマークをクリックすると、カレンダーから日付を選択することもできます。「再来週の月曜日から」のように曜日で指定したい場合は、いちいちカレンダーで日付を確認する必要がないので便利です。
3. シナリオを終了する日時を指定する
ここでは期限のある「春のキャンペーン」シナリオなので、終了日時も設定します。[終了日時を設定する]をオンにすると入力欄が表示されますので、開始日時と同様に終了日時を設定してください。
4. パターンの表示率を設定する
最後に、パターンの表示率を設定します。表示率とは「条件に合致したユーザーのうち、何%にそのパターンを表示するか」を指定する数値のことです。ここではポップアップを表示するユーザーを70%、ポップアップを表示しないユーザーを30%に指定します。[表示率]に数字を入力すると、[非表示率]も合計100%になる数字が自動的に設定されます。
なぜ[非表示]が必要?
Sprocketでは、1つのフェーズ内でどのパターンが最も成果が出たのかをA/Bテストで分析します。ポップアップを表示するパターンを100%に設定してしまうと、「ポップアップを表示したときと比べてどのくらい差があるのか」を比較して分析できないので、ポップアップを表示するパターンと表示しないパターンの両方が必要になるわけです。シナリオ公開後、実際のページを訪れたときに非表示ユーザーに割り当てられた場合、ポップアップは表示されません。
5. シナリオを保存する
フェーズの適用期間とパターンの表示率が設定できたら、シナリオを保存します。
これでシナリオに必要なひととおりの設定は完了です。最終チェックをして、シナリオを公開しましょう。
【次の記事】
2-5. シナリオを公開しよう