前のセクションで作成したポップアップを、本番のWebサイトで公開しましょう。
「何を出すか」はすでに準備ができているので、あとはポップアップを表示する条件やシナリオの期間など「いつ出すか」を設定します。
シナリオを公開する流れ
シナリオを開始するには、条件となる行動データが必要です。行動データについては「Sprocketの仕組み」で解説しています。シナリオを公開する流れは、次のとおりです。
- 行動データを設定する
- シナリオの開始条件を設定する
- シナリオの期間を設定する
- シナリオを公開する
1. 行動データを設定する
シナリオを開始する条件となるのは行動データです。「このページを見たときにシナリオを開始する」「このボタンをクリックしたらシナリオを開始する」など、条件したい行動データを準備します。
また、シナリオの成果を計測するKPI/KGIに設定する行動データも準備しましょう。ECサイトであれば購入完了ページ、BtoBサイトであれば申し込み完了ページなど、何をWebサイトのゴールにしたいかを考えます。
2. シナリオの開始条件を設定する
作成した行動データを、シナリオの開始条件に設定します。行動データだけではなく、ユーザーの属性や来訪頻度などでセグメントを設定して、シナリオの対象となるユーザーを絞り込むことも可能です。
3. シナリオの期間を設定する
最後にフェーズの設定を行います。フェーズでは、シナリオを実行する期間を設定します。シナリオの成果を分析するときはフェーズ単位で集計されるので、期間が決まっている施策は終了日時もしっかり設定しておきましょう。
4. シナリオを公開する
すべての設定が完了したら、シナリオを公開しましょう。シナリオを公開しても、フェーズで設定した開始日時になるまでは「フェーズ適用期間外」と表示され、公開予約がされた状態になります。あとは開始日時になるのを待つだけです。
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2-2. 行動データを設定しよう